2024.04.01グループ内の組織再編及び商号変更に関するお知らせ


事例紹介

株式会社リクルートエージェント様 eラーニングサイト構築事例紹介

株式会社リクルートエージェント

社内向けコンプライアンス関連ドキュメントの共有、学習、試験ポータルサイト

導入システム・ソリューション

  • 機能概要:社内向けコンプライアンス関連ドキュメントの共有、学習、試験ポータルサイト
  • 実装内容:仕様の策定、システム全体の設計、実装、設置
  • 環境:Linux / Apache / MySQL(Tritonn) / PHP
  • 開発期間:5ヵ月
  • URL:http://www.r-agent.co.jp/

リクルートエージェントとは?

一般的には「転職エージェント」、正式には「有料職業紹介事業所」と呼ばれ、厚生労働大臣の許可を受けた、リクルートグループの職業紹介・人材あっせん会社。求人数、転職支援実績、顧客満足度No.1を誇る。

導入の経緯:社員全員とリアルタイムで情報を共有し、学んでいくために

株式会社リクルートエージェント

株式会社リクルートエージェント

ご担当者様

2000年から社員教育の一環として、業務に関するコンプライアンス知識・対応方法をまとめたものを年1回冊子にして、毎年全従業員に配布してきました。年々情報量が増加し、最新版は300ページに届く位の分厚い辞書のようになっています。従業員に周知される一方で、当然ながら紙媒体だと改訂にも都度コストがかかり、また業務に影響がある法律の改正があっても冊子への反映はタイムリーには出来ないので冊子とは別に社内広報しているのが現状で、より一層の従業員への周知/利便性向上が困難になってきておりました。確かに入社時に半年で基礎知識が習得できるよう集合研修も行ってはいますが、社員数も年々増加し、一人一人に届く細やかなフォローが困難な状況にもあり、こういった問題点の改善のため、2007年の秋ごろから、冊子のweb化についての検討が始まりました。

そして2008年の冬ごろに、3つの基本機能を中心としたシステム開発の構想がまとまりました。

  1. 1. 業務上必要な知識を自分で簡単に探し、調べられること。
  2. 2. 調べるだけでなく学習出来ること。
  3. 3. 学習した知識が本当に身についているか確認出来ること。

導入のポイント:必要だったのは会社の規模ではなく、今のトレンドにあった技術と繊細な対応能力

開発のための情報収集を始め、大手ベンダーからASP事業社、ベンチャー企業など数十の開発会社の方とお会いしました。その中で、サイブリッジさんとお会いしたのは2008年5月頃でした。その後、当社の目指す姿を実現できそうな提案をいただいた3社に絞り、最終的にはサイブリッジさんにお願いすることになりました。

ご担当の方が、当社の開発構想を理解していただけこと、またシステムについてしっかりとした知識を持っていて、技術面で安心を持てたこと。Ajaxのような比較的新しい技術の要望についても、柔軟に対応して頂けるということ、こちらの細かいニーズについても汲み取って対応してくれそうなこと、等が選定のポイントになりました。Ajaxの採用については大手ベンダーさんにも問い合わせましたが、検証だけで二か月かかるといった話を貰い、とても現実的ではないと感じました。

システム開発時:密な話し合いにより理想を具体化していく

株式会社リクルートエージェント実際の開発でも、こちらの漠然としたアイディアを汲み取ってプロトタイプを作り上げ、その時その時で最適な手段を取るための要件の変更について提案や対応をしてくれました。

サイブリッジさんの出してくれたデザインや画面を見ながら、早い段階に、より具体的で重要な仕様について検討する事が出来、色々なアイディアを盛り込む事も出来ました。また、決して簡単ではないたくさんの要望に対して、難しい要望とは言いながらも、粘り強く相互の理解や意見のすり合わせをしていくことによって、当社の意図を汲んだシステムになったと強く思います。
技術面では、Ajaxを利用した使い勝手の良いユーザインターフェース、全文検索エンジンの採用による高速な検索、同義語に対応したあいまい語検索等、サイブリッジさんならではの要素を盛り込んでいただきました。

導入の成果、今後の展望:知識の定着化、社員のニーズに答える

株式会社リクルートエージェント 紙媒体からwebへの移行は混乱が起きやすい作業ではありますが、現状大きな混乱もなく比較的スムーズに進んでおります。

また紙媒体と違い、キーワードで内容を検索出来るようになったため、誰でも自分の欲しい情報を素早く見つけられるようになりました。それ以外にもタグ機能による分類等を合わせる事で、より必要な情報を見つけやすくなる(管理者側が、必要な情報はこれではないですかと提案できる)ような工夫を盛り込んでいます。

管理側としてもコンテンツの編集が格段にしやすくなり、よりタイムリーな情報を社員に提供する事ができるようになりました。
オンラインでの質問機能については思ったよりも利用者が多く、その質疑応答に関してはケースごとに「よくある質問」としてwebに載せていっています。類似した質問が当部門へ頻繁に来る状態がなくなったり、相談が入ったとしてもその内容が濃くなったりといった変化があれば、それもこのシステムを導入した成果だと言えるのではないでしょうか。

社内での評判も上々なので、必ず新人研修の際には積極的に使うよう指導しています。ブラウザから使えるということで、気軽に「調べる」「学ぶ」「振り返る(確認する)」という3つの基本機能により、各社員の知識定着化に活用されています。

しかし、管理者としてはこれからがまさに大事だと考えています。コンテンツの中身の充実化、webに適したドキュメントの改良、タグの整理など、システムの持つ機能を惜しみなく発揮させ、ユーザー側から見てより使いやすいもの、より使いたくなるものに改善することが課題です。

コンテンツの充実に際して、紙媒体の頃には出来なかったアクセスログの解析によって、社員が何に関心を持っているのかなどが把握出来るようになった事も収穫の一つです。

サイブリッジへの要望、メッセージ

コストパフォーマンスも高く非常に満足しています。一方で最後まで粘り強く顧客に向き合う姿勢もあります。これからもこの強みを維持してもらい、長くお付き合いをさせていただきたいと考えていますので、よろしくお願いいたします。

株式会社リクルートエージェント

株式会社リクルートエージェント
所在地東京都千代田区霞が関3-2-5 霞が関ビル10階
設立1977年11月28日
従業員数1718名(2008年10月1日時点)
資本金6億4335万円
株式会社リクルートエージェント